FIS グラススキーチルドレンキャンプ・レース 2008 BEZOVECスロバキア Piestany 
参加国:スロバキア・チェコ・ドイツ・オーストリア・イタリア・ラトビア・日本(7カ国)
日本代表選手  志村 直樹(サンパーク都留) 中澤 歩里(天元台レーシング)
(*2005年度より「世界各国のチルドレンがグラススキーを通じて交流を深める」との趣旨でキャンプ形式にて開催。毎年8月山梨県都留市開催の「都留市ジャパンジュニアグラススキー大会」(財)地域活性化センター助成事業)にて日本選手を選抜し派遣。

8月3日よりスロバキアで開催された、2008 FISチルドレンキャンプ・レースに志村直樹選手、中澤歩里選手と参加してまいりました。
志村選手、中澤選手とも残念ながらレースでは転倒してしまい、手の指を負傷するというアクシデントがありましたが、
本人たちの強い意思でレース4本を滑りきってくれました。

そんな中で志村選手がSLで5位入賞、中澤選手はSLで3位表彰台という成績を収めてくれました。
二人はキャンプ中に随所で良い滑りを見せ、他の国のコーチ陣や選手からも一目置かれる存在となったことは間違いありません。
それから、滑りだけでなく同世代選手間での交流。初めは消極的でしたが、日本から持っていったお土産などをプレゼントしながら仲を深めていきました。
最後にはお互いの住所を交換するなど、貴重な経験をしてくれたことと思います。

また開催組織委員会スタッフをはじめ現地のスタッフの方々には大変お世話になりました。
各国のコーチ陣やサポーターの方からも声援をいただきました。
選手二人はもちろんですが、私も貴重な体験をさせていただきました。
二人をサポートさせていただいたこと、またそんな私を現地でサポートしていただいた志村直樹選手のご両親、
日本から見守っていただいていた中澤歩里選手のご両親に感謝し、今回のレポートとさせていただきます。ありがとうございました。

                                                  JGSA 渡部 秀文(七ヶ宿GSC)

8月3日  10:55  予定通りに成田発              15:30  ウィーン到着 
      16:00  組織委員会の送迎にてホテルへ向けて出発   18:00  ホテル「ホレック」に到着

      19:00  夕食 二人とも海外の食事初体験! 時差ぼけもあり食べきれず…
      20:00  ミーティングを行い、この日は就寝。

  4日   8:00  朝食 時差ぼけで5時くらいには目が覚めていましたね。
       9:00  現地のマルタニックさんの案内で、ピエスタニーを観光&必要なものを買出し
      13:00  ホテルにて昼食
             その後、水上スキーを初体験! ボートで引っ張るのかと思いや、なんとティーバーで引っ張る仕組み。
             湖を1週するコースでした。

      18:00  キャプテンミーティング        
      19:00  夕食 
・・・  二人とも水上スキーで疲れて爆睡・・・
   5日    9:00  いよいよトレーニング開始 二人とも斜面変化や凸凹に最初は戸惑っていました。
             いきなりSLのトレーニング(ショートポール)でしたが、
             日本チームは無理せず、斜面に慣れるためフリートレーニング

      12:00  昼食
      13:00  午後のトレーニング  午後もSL。二人ともだいぶ斜面に慣れてきたようで、ポールトレーニング開始
      15:00  トレーニング終了
      17:00  なんとこれから、今日も水上スキー。ピエスタニーは日が長く、
             20時過ぎくらいに日没のためまだまだ明るいし暑い

               二人とも昨日つかんだ感覚を生かし、すいすいと楽しそうに滑っていました。
      20:00  夕食  その後ミーティングを行い就寝
   6日   9:00  トレーニング開始   今日もSLのトレーニング  ショートポールとロングポールでのトレーニング
       12:00  昼食
      13:00  トレーニング開始 午後はSLのタイムレース。
             
二人とも男子・女子それぞれで2,3番手の好タイム 調子が上がってきました!
      15:00  トレーニング終了
      17:00  今日も水上スキー  3回目となるともうお手の物。1回で10周したりなどかなり満喫していました。
      20:00  夕食  その後ミーティングを行い就寝
  7日   9:00  トレーニング開始   今日はGSのトレーニング
             疲れがたまってきたせいか、多くの選手が転倒
そのため、日本チームは大会に備え午前中でトレーニング終了
      12:00  昼食   その後、ホテルでフリータイム  二人はグラススキーのメンテナンス
      17:30  夕食
      19:00  交流会を兼ね、バーベキュー・・・といっても夕食の後なので、
             ソーセージととうもろこしを串に刺して焼く程度
子供達はサッカーやバレーなどをして楽しんでいました。 
             その後、キャプテンミーティングを行い就寝
   8日   いよいよ大会当日。午前はGS、午後はSL 2本の合計タイムで順位が決まります。
       8:00  フリーでのアップ
       9:15  GSのインスペクション開始
      10:00  1本目競技開始
             直樹君はいつもより気合いが入りすぎてしまったのか、残念ながら転倒してしまい、右手の親指を負傷。
             しかし、2本目も滑りたいという強い意志があり、ストックと手をテーピングで固定し2本目出場。

             歩里ちゃんは1位とコンマ4秒差の2位。この調子で2本目も頑張ってほしいです。
      11:00  2本目競技開始
             直樹君は自分では納得のいく滑りではなかったものの、負傷をしながらも頑張りました。
             歩里ちゃんは順位を意識しすぎてしまったか、2本目に転倒。歩里ちゃんも右手の親指を負傷。
             二人とも幸い骨には異常ないということだったので、午後のSLも出場することにしました。
      12:00  昼食
      13:45  SLのインスペクション開始
      14:30  1本目競技開始
             直樹君は気持ちを落ち着かせ、1本目で3位と好位置。
              歩里ちゃんは、本人も何が起きたのかわからないようで次のポールに入れませんでしが、
             再びコースに戻ってゴール。

      15:30  2本目競技開始
             直樹君は自分で上位を狙っていきましたが、結果は5位でした。
             歩里ちゃん、2本目は無事にゴール。
             二人とも自分達の納得行くような成績ではなかったものの、負傷しながらもよく頑張りました!
      17:45  夕食
      18:30  閉会式
             SLの女子チルドレンUクラスで、歩里ちゃんが3位で表彰を受けました。
             その後は、選手達はチルドレンディスコで、コーチ陣はビールガーデンで交流を深めました。
   9日   9:00  ウィーン空港に向けホテルを出発       11:30  ウィーン空港到着
             チェックインを無事済ませ、予定通り14:05にフライト
  10日   8:00  成田空港着   2008FISチルドレンキャンプ日本チーム解散 

「チルドレンキャンプに参加して」志村 直樹(サンパーク都留・山梨県下吉田中学校2年)

まず僕は海外に出ることが初めてなので、そのことだけでワクワク・ドキドキしていました。
飛行機の中では映画を見たり音楽を聴いたりと楽しみましたが、11時間も飛行機に乗っていたので
とても疲れました。半分は寝ていました。

心配なこともありました。それは時差ぼけとどんな場所でどんな斜面なのかということです。
時差ぼけは1、2日目の朝はすごく眠かったのですが、それほど気になりませんでした。
問題なのは斜面です。上から600メートルと都留の2倍以上と長く、石もボコボコ出ていたり、車道もあり、
日本とは明らかに違うようなスキー場でした。ホテルからは車で20分くらい走らないと店がなく、
かなり山の中に入っていきました。部屋ではテレビがスロバキア語なのでよくわからなかったです。

4日はグラススキーをしないで、バケツや水を買い出しに行きました。午後は水上スキーに行きました。
水上スキーはモーターボートに引っ張られて滑るのしか見たことがないので感心しました。
スキーのティーバーみたいなもので、板は冬の板よりも太く、最初は引っ張られただけで転んでしまいましたが、
だんだんうまくなってきて3回目で第1コーナーまで行けるようになりました。
しかし、「コーンの間を通る」ということがわからず、そのまま行ったら落ちてしまい戻るのに大変でした。

5日はトレーニングが始まりました。午前中はフリーをしていて、最初はゆっくり地面の硬さなどを覚えるように
滑りました。午後は
SLのポールに入りました。
ショートポールは難しく少ししか最後まで入れませんでした。ロングポールでは都留で滑っているのよりも
ちょっと難しかったのですが、「上から上から」と考えながら入りました。
その日は斜面に慣れることができてよかったと思います。

今日も水上スキーがありました。1回目で1周行こうとしたら、第3コーナーでまさかの転倒。
その第3コーナーはスタート位置の反対側だったので、戻るのにとても大変でした。

6日、今日もSLでした。昨日よりも調子がよくポールも慣れてきました。
今日は肩を平行にして後傾にならないように滑りました。
また水上スキーがありました。15週することができました。

7日、今日はGSのトレーニングでした。スピードがすごく出てちょっと怖くて、後傾になってしまいました。
8日は大会でした。午前中にGS、午後にSLでした。GSでは力を入れすぎて、1本目で2回も転んでしまい、
さらに両方の親指を突き指してしまいました。
2本目は右手をテーピングでストックにぐるぐる巻きにして滑りました。2本目は完走を考えていきました。
順位はビリだったけど、自分なりに課題を見つけられてよかったです。

SLでは無理をせずに楽しめて滑ることができました。1本目は自分なりに行って3位でしたが、
2本目は上からまきすぎてタイムが遅く5位になってしまいました。

この1週間はとても早く感じました。このチルドレンキャンプでは多くの人と交流できてよかったです。
扇子をあげるととても喜んでくれました。

男の子はチェコの「オルダ」という子とすごく仲良くなれました。女の子はラトビアの「エレザ」という子と
仲良くなれました。その子は折り紙を折ってあげるとすごく喜んでくれました。
とてもいい経験ができたと思います。ありがとうございました。


「グラススキーキャンプで学んだこと」
 中澤 歩里(天元台レーシング・山形県米沢市立第五中学校)

私は日本代表として、今回キャンプに参加させていただきました。
最初はとても不安でしたが、周りの方々にサポートしていただいたおかげで充実した1週間を過ごすことができました。

グラススキーでは初めて見るコースに驚きました。
斜面変化がたくさんあり、石や土が出ているボコボコしたコースでした。
でもゆっくり少しずつ体になれていき、ちゃんと滑れるようになりました。
また外国の選手の滑りにも刺激されました。同じ年代でもうまくてびっくりしました。
でもビデオで確認したり自分の滑りとどこが違うのかなど研究して練習に臨みました。
その練習を発揮するレースでは失敗して悔いが残りました。
練習では完走できても本番で自分の持っている力を出せるようにしなくてはいけないとわかりました。

外国の選手は大きな失敗が少なく、本番に強くてすごいと思いました。

またグラススキーの経験だけではなく、外国の選手とも仲良くなれました。
初めは言葉がわからなくて固まってしまったり、声をかけられなかったりしたけど外国の選手に話しかけてもらったり、
自分も日本のものをプレゼントしたりして楽しく交流できました。

また今回は、水上スキーをしたり外国の料理を食べたり地元ではできないことが体験できてよかったです。

今回はこのようなすばらしい経験をさせていただきありがとうございました。
またこのような機会があればこれを参考にしたいし、日々の生活にも生かしていきたいです。