FISグラススキージュニア世界選手権2005 <チェコ Nove Mesto大会写真掲載>
新谷選手日本人初のメダル獲得!!(回転3位・大回転6位・スーパーG7位・コンビネーション3位)
八島選手も全種目完走の健闘、大回転ではTOP10に!!(回転15位 大回転10位 スパーG18位コンビネーション14位)
7月22日よりチェコにて開催されましたFISジュニア世界選手権に出場しました日本代表の2名の選手が26日(火)大きなお土産を持って帰国いたしました。
新谷選手は日本人初の表彰台!銅メダル2個を。八島選手も大回転では10位と大健闘!日本選手の躍進を各国コーチ、関係者も絶賛の嵐!!
以下引率日記にて大会を振り返ります
2005年7月19日(火)10:40 OS052成田発 19日プラハ16:55着 迎えの車にてホテルへ 21:00 SKIHOTEL着 軽めの夕食後就寝 23:00
新谷選手は2度目の海外(前回はイラン)八島選手はイタリア、オーストリアに続き3度目の海外遠征。
機内にて体調不良(頭痛・吐き気)の様子だったが、ウィーン乗り継ぎ時に回復。八島選手はのど調子が?とのこと。


7月20日(水)8:00朝食(バック2ヶの到着待ち。ホテル待機 八島選手のグラススキー・新谷&八島選手のストック)
10:00 必要備品購入の為スパーへ 12:30 昼 食(バック着)
14:30 コントレ&スキーチェック
18:30 夕食 明日のスケジュール確認
コースクローズの為スキーには乗れずコントレで汗を流す。
明日は公式練習、八島選手、新谷選手、体調回復の様子。


7月21日(木)7:00 朝食AM チーム受付(選手・コーチ)
12:00キャプテンミーティング 午後のコースオープン国別トレーニング時間に付いて
14:00〜17:00 コースオープン 14:00〜 日本 チェコ 15:00〜 オーストリア スイス ドイツ 16:00〜 イタリア イラン
18:00キャプテンミーティング(SKIHOTEL)
競技役員・スケジュール発表 女子10・男子15は開会式にてドロー
参加国 オーストリア チェコ ドイツ イタリア 日本 スイス
参加選手 女子13名 男子39名
19:00 開会式 役員挨拶&開会宣言⇒公開ドロー 新谷2番スタートRank6 八島 4番スタート(24)Rank9
コースオープンにて大会コーストレーニング。スタートからのフリー滑走の後、コースサイドSLゲートトレーニング時間が短かかったが
八島6本 新谷5本滑走。斜度は問題なさそうだが、地面が硬そう、八島は左右(内外)のバランス、新谷は上下のバランス?
明日は早速SLの試合、どんな滑りを見せてくれるか期待。イラン・台湾はビザの関係で不参加との事、参加国は6カ国男女計52名と非常に寂しいが、
日本の二人が滑り(順位)で盛り上げてくれるでしょう明日は7:45出発8:00〜アップ 1本目スタート11:00 GoJapan!!



7月22日(金) 女子SL 男子SL 新谷選手3位!日本人初の表彰台!!八島選手は15位
セットはインターバルも広く完走率も高かった。
女子は9名がゴールし新谷選手は5位につける。1位とのタイム差はあるが、女子は完走が上位入賞の第一条件、充分な結果。
八島選手はスキーの滑りもあまり良くなく、かえって余計な動きが目立つ、1本目19位 2本目に期待。
2本目のセットは急斜面入り口に直線的なセットが立つ、ここのラインがポイント。
女子は何名か転倒、4番スタートの新谷選手は無難に急斜面をクリアしてゴール!!
上位選手をゴールにて待つ。1本目4位のスイスの選手がスタート、多少バランスを崩しながらもゴール。新谷選手2位。
続いてチェンピオンVIBをつけたイタリア選手がスタート、急斜面入り口でバランスを崩し大きくタイムロス。
ゴールはするが新谷選手に及ばず3位。残すわ上位2名。
先ず地元チェコ、緊張からかスタートからバランスがとれず、急斜面入り口でコースアウト。新谷選手現在2位!!(3位以内確定!!!)
続いては1本目1位。昨年のジュニア世界選手権も優勝しているドイツ選手、スタート直後スキーを交差し大きくバランスを崩すが、すぐにリカバリー、その後は安定した滑りで2本目もラップタイムの完全優勝。そして新谷選手は第3位!表彰台GET!!!!!
2回目にして最後のジュニア世界選手権で彼女自身は勿論、日本人男女通じて初のグラススキー世界選手権メダリストが誕生した瞬間!!
3位となった喜びを涙で表現した新谷選手。 選手は勿論、各国のコーチ・関係者から祝福を受ける内に涙は最高の笑顔に変わった。バンザイ・ばんざい・万歳!!!!!
一方の男子は上位選手も順当にゴール、1本目からの順位に大きな変化は無く八島選手は14位。八島選手はGSLを得意とする選手、明日は彼が見せてくれるでしょう。
勿論新谷選手もこのまま3日間行っちゃいそうな感じです。




7月23日(土)女子GSL 男子GSL 新谷選連続入賞6位 八島選手は10位
八島選手はスキーのメンテナンスもバッチリとの事で自身を持ってアップ終了。新谷選手も短めのアップにて試合に備える。
まずは女子1本目、新谷選手は急斜面でフラッグに腕を絡める痛恨のミスで大きくタイムロス、7位のタイム。
一方男子1本目はラップから20位まで1秒半の大混戦。八島選手もまずまずの滑りで1本目9位、2本目に期待。
2本目新谷選手はミスも少なく本来の滑りでゴールし2本目だけでは3番のタイムで6位入賞!!
八島選手は上位(入賞)を意識したか、スタートから硬さが目立ちタイムロス、順位を1つ下げて10位となった。
八島選手の2本目は残念だったが、これも次に繋がる経験となったことと思う。
新谷選手は昨日に続き6位入賞!!
明日はいよいよ最終日、2人も精一杯滑ってくれるだろう。
夕方からの表彰式(回転・大回転)では表彰台に新谷選手が、そしてポールには日の丸が挙がる!!感動の瞬間!!(9月全日本でビデオご覧下さい。)各国選手もBANZAIの合唱!!
その後のパーティー?では2人も各国選手と国際交流!この楽しさ・経験を後輩に伝えてくれるだろう。






7月24日(日)女子SG 男子SG SG 新谷選手7位 八島選手18位
コンビネーション女子・男子 新谷選手2つ目のメダル獲得! 新谷選手3位 八島選手14位
最終日SGでは新谷選手がコース終盤大きく膨らみタイムロス、7位に終わる。しかしコンビネーションでは3位を死守。見事2つ目のメダル獲得!
八島選手はスタートゲートに入ってからかなり待たされ、集中できなかったのか攻めきれず18位に終わる。
大会終了後の表彰式では新谷選手が涙の表彰台。八島選手も上位入賞選手をじっと見つめ悔しさを、今回の経験(楽しさ)を噛締める。
怪我なく全ての大会スケジュール終了。2人ともお疲れ様でした。(遠足は家に着くまで続きます・・・)
閉会式終了後プラハへ移動、プラハの歴史を肌で感じる。






7月25日(月)プラハ→ウィーン経由→成田へ(26日着)荷物のトラブルも無く無事に帰国、(遠足は家に着くまで続きます・・・)
今回の遠征では新谷選手の3位入賞(銅メダル獲得)という素晴らしい結果を得ることが出来、非常に嬉しく思います。八島選手も昨年の経験を生かし、がんばって滑ってくれました。
グラススキーの成績も勿論ですが、彼ら世代で外国選手と交流し、異文化を経験することは大変意義深い事と思います。国内のジュニア選手には先輩のような貴重な経験が出来るように。
シニア選手には今回の両名の成績に刺激を受けて9月の世界選手権(イラン)にての活躍を期待します。最後にグラススキー協会をご支援いただいております関係各位(JGSA会員の皆さん)
に感謝し、大会報告とさせていただきます。 JGSA藤田

八島 徹也 (七ヶ宿グラススキークラブ)1985年3月13日
宮城県刈田郡七ヶ宿生まれ 東北福祉大学(3年)
<グラススキー> 全日本選手権優勝1回世界選手権出場1回
ジュニア世界選手権出場3回目(2001年中尾山大会SG15位)
<スノースキー> インターハイGS3位 国体11位 インカレ2部SL6位
今回で3回目、最後となった世界ジュニア、昨年よりも良い調子で現地へ行くことが出来た。
昨年はただ出場しただけとなってしまい、とても後悔しました。その気持ちを練習の時に思い出し、昨年度から陸上トレーニング、グラススキートレーニングをし、自分の中でも「行けるかもしれない!」と思っていました。
昨年は食事の面でストレスを感じてしまい、力が入らず、レース以外のところで頭を使い選手としては最悪でした。
今年も少し不安でしたが、日本にもあって自分も良く食べる物が出て、食事の面は大丈夫でした。
22日のSL、前日まで天気が良かったのに雨になり、気温も低くコンディションは最悪でした。
しかし、周りの人もテンションが下がっていると思ったので、「逆にチャンスかもしれない」私は気合を入れてスタートしました。
前日のトレーニングバーンが硬く、少し腰が引けてしまったのが、雨のお陰で日本のコンディションに近くなり、攻めたのですが、やはり初戦でどこか緊張していたのか良い滑りが出来たとは言えず、「完走」と言うことで終わってしまいました。
23日GSL 日本での練習ではとても仕上りが良く、私の中でも「入賞」という文字を意識する様になっていました。
1本目、昨年度から課題としていたズレが出てしまい思うように行きませんでした。それでも9位「あれで9位だから、もしかしたら・・・」と気合を入れ直し2本目。 力が入りすぎてしまいました・・・。
それでも自分なりの攻めの滑りが出来、悔しかったけど、後に残るレースが出来て良かったです。
そして最終日のSG。自分のウェイトを使い下に・下にと考えながら行ったのですが冬のイメージ残っていて、奇麗なラインを作りすぎてしまい、
あまり攻めることが出来ませんでした。
どれを見ても、反省ばかりですが、自分にとってプラスになった事が昨年より増えてこれからのグラススキー人生、それ以外でもとても良い勉強になりました。何よりもグラススキーをしていると普通では経験出来ない事が沢山あります。
外人とお互いに出来ない外国語を使って話したり、教えあったりと様々な事が沢山あります。
この楽しさを私は後輩に伝え、もっと若い内から海外や大舞台に興味を持ってもらい、一人でも多くのジュニアに「行ってみたい」「行きたい」と感じさせなくてはと思いました。
今回も私をこの様な大会に参加させて下さった方々、それを応援してくれた両親初め多くの方々、そして何よりも引率して下さった藤田洋一さんに感謝の気持ちで一杯です。
これからもグラススキーを初めとし何事にも今回の様な事で経験した事を生かし頑張って行きたいので宜しくお願いします。今回は本当にありがとうございました。

新谷 起世 1985年1月18日
徳島県美馬市木屋平 長野大学(3年)
<グラススキー>ジュニア世界選手権2回目 高円宮牌・全日本選手権ジュニアクラス優勝他
<スノースキー>05年岩岳学生DH・SL優勝 インターハイ・国体徳島県代表
今回のジュニア大会は私にとってとても大きなチャンスでした。前回中尾山で行われた大会では出場はしたものの世界で勝負するにはまだまだ未熟で、海外選手との大きな壁を感じました。
しかし今回はこの大会に向けてトレーニングしてきましたし、このチャンスをしっかりと掴みたいと思っていました。
公式トレーニングの日、朝からワクワクしていました。でも実際に滑って見ると自分の思っていた以上に、思うように滑れませんでした。
不安と焦りでどうしようもなくなりました。そんな時コーチとして引率し下さった洋一さんにいろいろとアドバイスをもらい気持ちを切り替える事が出来、自分でも今までやって来た事を信じて、「自信を持って滑ろう」と心に決めました。
初日のSL私にとっては今日ほどグラススキーをやってきて嬉しかった事は無いくらい素晴らしい一日になりました。
雨が降ったお陰でコースは柔らかくなっていて、前日に比べてとても滑りやすくなっていました。
ゼッケン2番好条件でスタートしました。とても緊張していて自分でもどんな滑りをしたのか良く覚えていません。
ゴールしてタイムを見ると5番の順位でした。
2本目も普通に滑ってきちんとゴールする事を考えて滑りました。
2本目も無事ゴールしゴールから1本目TOP4の選手を見ていて、やはりみんな上手だなあと思いながら見ていました。
すると2名の選手が失敗し、大きくタイムロスをして私は3位になりました。全員がゴールして1位から3位の選手の名前が放送で読まれました。
その中に自分の名前がありました。自分でも信じられなくて本当に嬉しかったです。
男子の2本目が始まり今回一緒に参加した徹也君も見事にゴールしました。
彼に「おめでとう」と言われ一気に気が緩み涙がこみ上げてきました。号泣する私に沢山の選手が「Congratulations!」と声をかけてくれました。
そして洋一さんがゲレンデから降りてきて「おめでとう」と声をかけてくれました。本当に嬉しかったです。
私にとって生涯忘れる事の出来ない1日になりました。
2日目のGSでは1本目フラッグに身体を持っていかれ転びそうになりましたが、2本ともきちんとゴールしました。
1本目の失敗が響きましたが、2本目は3番のタイムでゴールすることが出来、6位に入賞する事が出来ました。
最終日のSGではライン取りに失敗して良いタイムを出すことは出来ませんでした。
でも、自分が何処で失敗したのかきちんと解っていたし、思い切って滑る事が出来たので良かったと思っています。
今回の大会では今までの自分とは違い、自分に自信を持って積極的に滑る事が出来たと思います。
練習どうりに滑る事は出来ませんでしたが、前向きな気持ちでレースに挑むことが出来ました。
私がここまで来るまでに沢山の人にお世話になってきました。グラススキーを始めてからずっと支えてくれている両親、中尾山高原のみなさん、
大学の友達、スキー部の仲間、本当にどうもありがとう。また今回の大会に向けて練習の場が無い私に声をかけて下さった飛鳥井さんを初めTeam DLWHの皆様、私が今回結果を残す事が出来たのは皆様のご指導のお陰です「本当にありがとうございました。」
そして洋一さんと徹也くんお二人には大変お世話になりました。スタート前緊張しまくりの私に「さあ行こう!!」といつも声をかけてくれた徹也君、沢山の場面で“勇気と自信”をもらいました。一緒にこの大会に出場することが出来て良かったです。
洋一さんには技術面やインスペクションでもいろいろアドバイスしていただき精神的な面でとても支えられました。
いつも笑顔でみんなのテンションを上げてくれる洋一さんのお陰でとても楽しい海外遠征でした。ありがとうございました。
私が今回2つのメダルを手にした事でお世話になった皆様に恩返しが出来たと思います。私にこのチャンスを与えて下さったグラススキー協会の皆様ありがとうございました。
最後に私は世界ジュニア最後の年で本当に沢山の貴重な経験をし、多くの事を学ぶことが出来ました。今後この様な体験を多くのジュニアにしてもらいたいです。そしていつか一番高い表彰台で日の丸を挙げてくれる選手が育ってくれるよう期待したいです。